衣料工場の監査は指摘後の是正を確認する手順を決めて次回を軽くする
服の工場監査—指摘後の追いかけ方と是正の確認手順
衣類の製造拠点に入る監査は、指摘を並べた後からが本番です。書き方、求め方、確かめ方を決めておくと、是正は言葉の上だけで止まりません。続く回を軽くする追いかけの手順を整理します。
指摘の書き方
死んだ指摘票になるのは、結論だけが書かれた紙です。どの場所の、どの状態が、どの工程を揺らすのか。事実を文で残し、そこにいつまでに閉じるかを添えます。締め日と責任者の欄を同じ表に置くと、持ち主のいない課題が減ります。
重みも書きます。次のロットまでに必ず直す物と、数回の訪問にわたって見てよい物。この二種を分けておかないと、指摘される側も追う側も、毎度同じ疲労を繰り返します。
是正に求める二段階
工場側には二段階を求めます。今日溜まってしまった分の始末と、同じ形を再発させないための仕掛けです。目の前の山だけ片付けた回答は、次の回に同じ姿の指摘として返ってきます。
戻りの用紙は決めた形に揃えてもらう方が後で確かめやすくなります。何を変え、誰が動かし、どう確認したか。三つの欄に収まる紙なら、厚みより中身で読み合えます。
証拠の形
直ったか直っていないかは、何かを見ないと判断できません。直す前と直した後の写真を、同じ条件で並べてもらいます。変わった運用ルールを書いた用紙も見せてもらい、現物に記入が実際に残っているページで、回っている証を立てます。写真には日付と場所を添えてもらえば、別の現場の写しではないと分かります。
手の動きそのものは、訪問中に人が動いているところを見せてもらうのが確実です。文書が整っていても、手が替わっていなければ未了として扱います。
再訪での確かめの順
二回目の訪問は、前回の指摘の戻しから入ります。同じ場所を同じ条件で、票を片手に回れば一か所あたり数分で終わります。閉じた物には印を押し、まだの物は遅れている理由をその場で書きます。新しい欠点を探すのは、この後で遅くありません。
同じ形で再発した指摘は、格上げになります。同じ欠点の繰り返しではなく、直し方がその場に合っていないサインですから、より強い指示を渡し返すのではなく、場に載せる形へ一緒に組み直します。
台帳と閉じる条件
監査の来歴は、項目ごとに一行ずつの台帳で残します。指摘した日、回答が着いた日、確かめた日と結果。列を見れば、いくつが開いたままか一目で分かります。
閉じる条件は、運用が数回まわって同じ結果が出ていないこと。工場側が急いで閉めたがっても、一拍置いて構いません。追いかける回数は、掛かる日数と現地の負担を変えていきます。指摘票の一覧と締切が表に整いましたら、必要な訪問のリズムを最小限から組みます。
初回の指摘一覧が届きましたら、是正の用紙と確かめの手順をそちらの工程に合わせて設計します。

















