パンツの出荷前検査は股下と腰の寸法、ベルトループの本数と位置で仕上げを読む
パンツの外観、仕上がり寸法の表とベルトループの本数から読む
同じ表記のサイズでも、出来ばりは表に書いた幅の中で動きます。股の下の寸法、腰の合わせ、ループの本数と位置を軸に、出荷前の外観検査の段を組み直します。
寸法表を台の脇に立てる
どこからどこまでを測るのかを書いた紙が、検品台には一台必要です。許容の幅が一行ずつ並んだ表を脇に立て、測る位置を示した絵を隣へ置きます。絵が無ければ読みは人ごとに分かれ、同じロットなのに合否が揺れます。
表は平均ではなく幅で見ます。同じサイズの中で上限へ寄った物ばかりなら工程全体の癖、片側だけなら裁つ段か縫う段の話として戻せます。数字の並び方から直すべき場所を推すのが、外観検査の実務です。
ウエストと裾周りの合わせ
上端はゴム、紐、留めの形段で作りが変わります。寄せる幅が揃わないと、輪になったときの大きさが示した位置から揺れます。押さえて測った値と、平らに寝せて測った値を分けて書くのが確実です。
後ろ身頃の幅は布の張りと生地の戻りで動きます。寝せた計測を済ませたら、腰の位置で軽く持った状態でも一度読みを置き、戻りの違う生地の分を拾い出します。
ループの本数と立ち方
一本足りないと腰で受ける力が一か所に寄ります。表に六本と示してある品に五本しか付いていない場合、通した帯の位置が崩れ、掛けた先からずれ始めます。本数の照合は、表を指で辿るだけで終わるぶん、見落としやすい項目です。
位置も同じ段で数えます。左右の幅が等間隔に並んでいるか、前に引いたときに倒れる向きが揃っているか。縫い止まりが短い物は立てた時に擦れて、後からほつれとして返ってきます。
前の口と下の始末
前の口は、留めの掛かり、スライダーの走り、合わせの段差を同じ順で通します。途中で引っ掛かる物は、布の噛み込みか止めの位置のどちらかに原因が残ります。
下端は折り込み幅の均一さと、内側の始末が掛かっているかを見ます。肌側へ残る端は触れた面の不快に直結するため、表側の美しさとは別の欄で読みます。
縫う品として閉じる列
布を扱う品は、縫いの残りと折れた針の心配まで出荷前の列に入れます。外観の整いだけで通すと、肌側へ掛かる手当てが落ちます。袋の向きや外箱の書き込みまで同じ段で拾います。
人数と日数は、サイズ刻みの数と本数の組み合わせに引きずられます。
表の幅とループの位置図が机へ揃えば、台の形は自然に決まります。

















