広州の縫製工場で検針。磁気式とX線の違いと出張・持ち込みの選び方
広州での検針実務|縫製品の折れ針混入を確実に防ぐ
広州をはじめ華南地域は縫製工場が集積する生産拠点です。折れ針など金属異物の混入を防ぐ検針の仕組み、磁気式とX線の違い、出張と持ち込みの選び方を解説します。
なぜ検針が必須なのか
縫製工程ではミシン針が折れる事故が日常的に起こります。折れた針の断片は細かく、目視ではほぼ発見できません。万が一商品に混入したまま販売され、使用者が怪我をすれば、回収や謝罪といった深刻な事態になりかねません。中国など海外で作られた商品は、その現地で検品・検針を済ませてから日本へ輸出するのが理想的です。広州周辺は衣料・雑貨の工場が集中しており、現地での検針体制を整えておくことが、輸入品の安全を支える基本になります。
磁気式とX線、検針機の種類
検針には主に磁気式の検針機とX線検査装置が使われます。磁気式は衣料品・雑貨の一般的な検針に広く用いられ、コンベア型の機械で商品を通過させて金属の有無を確認します。商品が大きすぎる、形が一定でない、金具が付いているなどの理由で機械に通せない場合には、ハンドタイプの検針機で一つずつ確認します。X線検査は包装された状態やより複雑な品物にも対応でき、磁気では拾いにくい非磁性の金属も検出しやすくなります。品目に応じて方法を選ぶのが実務のポイントです。
出張検針と持ち込み検針
検針の実施場所には二つの選択肢があります。一つは検品員が工場へ出張し、工場設置の検針機を使う方法です。この場合、機械のメンテナンス状況や感度の確認を事前に行う必要があります。もう一つは、商品を検品場へ持ち込み、高精度な設備で検針する方法です。設備の管理が行き届いた環境で実施できるため、感度のばらつきを抑えたい場合に向いています。いずれの場合も、検針を通過した商品には検針済の証紙を貼付または同梱し、検品後の金属混入を防ぎます。
検針後の管理と報告
検針で金属が検出された商品は良品と混ざらないよう隔離し、原因を調べたうえで再検針します。検針結果は数量・不良状況・処置内容をレポートにまとめて報告します。検品員を現地に常駐・派遣する体制により、工場ごとの事情に合わせた運用が可能です。検針単価や実施日程など、費用についてはご相談ください。

















