子ども用ベッドは柵と段の動作確認が大切、検品で確かめるポイント
子ども用ベッドは柵の間隔と高さ調節で確かめる
寝具の中身の話とは別に、ベッド本体の安全は柵と柵の間隔、および高さの調節機構にかかっている。量る位置と、調節の段を全部動かす手順を軸に、検品の進め方を記す。
間隔は上中下で量る
柵の間隔は、一か所だけ測って合格と断定できない。柱がわずかに曲がっていれば、上端では指が入らない幅でも中央では広がっている、ということが起こる。上、中央、下と、横方向にも複数の位置を選んで量り、最も広いところで判定するのが堅い。
量る道具は定規一本で足りるが、記録には位置ごとの値を書き分ける。後日、工場側と寸法の話をするとき、一つの数字だけでは話が始められないからだ。
手と足が挟まる場所で読む
間隔の判定は、子どもの体のどの部分が触れるかを思い描いて行う。頭が入るか入らないかの狭さと、手足が挟まるかどうかの広さは、許される範囲が逆方向に動く。両方の見方を持ちながら、実測の値を照らしていく。
柵の端の処理も合わせて見る。切断面のバリ、塗装の盛り、丸みの足りない角は、間隔とは別の口で出る不良だが、同じ目で巡れば余分な手間にならない。触れた瞬間に引っかかる感触があれば、その位置を写真に収める。
高さ調節は段を全部動かす
高さを変える機構が付いたベッドは、載せられる段を全部動かして確かめる。一段だけ動かして良しとする運用では、途中の段で引っかかる不具合を逃す。掛け外しの固さ、動かす途中で落ちる手応え、固定したときのガタの有無まで手順に含める。
固定部のネジは、締めた状態でゆるみを確かめてから、さらに締め直す動作を繰り返す。使い込むうちにゆるむ品は、最初の締めが甘いことが多く、組立直後の一手が効く。調節の軸が湾曲していないかも、段を下げた状態で横から見れば分かる。
規格表と写真で始める
柵の間隔の基準は、届け先の決まりに合わせて事前に共有しておく。基準の数字が依頼側と現場で別々に解釈されたままでは、量っても判定が一つに定まらない。判定の幅を整えたうえで、初めて現場に入る。
柵の間隔規格と調節機構の有無は、検査の手間を別の形にする。基準書と見本をそろえて日程を固め、その後に現場へ入る流れが穏やかだ。柵の規格表と調節部の写真を手元に置いてから話を進めると、初回のうちに判定基準まで届く。

















