衣料の布と子ども玩具は共通項目を束ねて品目ごとに線を分ける
衣料の布と子ども玩具、共通の列で回す
布ものと玩具は別の品目に見えて、通す列には重なる部分が多い。共通の項目を一本に束ね、品目ごとに太くする線だけ振り分ける組み方を整理します。
重なる列は針と縫い目から
衣料の布と子ども向けの玩具は、工場側では別の部署に置かれることがあります。しかし検品の列としては、針の混入を疑う検針と、縫い目のほつれや飛び、付属の縫い付き加減は、どちらも同じ順で通せます。日本向けの輸出を一つの船にまとめる依頼では、共通の列を先に固める方が、二度の通しより流れが崩れません。
検針は機械を通った印の管理まで含めて一組です。印のない個体は、見た目が整っていても数に数えない運用が前提になります。
玩具側で太くする線
玩具では、取れた小部品が口に入る危うさを、他の項目より上に置きます。目や飾りの付き加減、縫い目の隙間から中の詰め物が出ないか、ひもの長さが長すぎないか。指で引いて確かめる列を、数多く回します。
中身の詰め物の異物は、外からは分かりません。目立つ個体を選んで開けて見る線を設け、抜いた分の封をし直す段取りまで書いておきます。
縫い目の検査は、玩具では布ものより強めに引く列にします。引っ張る力の目安を決めておかないと、班ごとの強さが違って数が揃いません。引き裂けた場合の記録は、切れた位置と縫い糸の残り方まで書いておくと、工場側の直し場が決まり、同じ症状の再発も追いやすくなります。同じ列を布と玩具で共有する利点は、検査員の育て方が一つで済むことにもあります。
布側で太くする線
衣料では検寸と色の揃いが先に来ます。サイズ表示と実測の差、同じロット内での濃淡、染めの残り。洗いを想定した縮みまで問う依頼は、見本との並べ比べで判断を整えます。
表示の記載が日本の流通に沿った内容かどうか、品番ごとに読み合わせます。ここは布と玩具で書式を共通にすると、報告の読み比べが楽になります。
一つの帳に載せる
布と玩具の列を一本に束ねるか分けるかで、依頼全体の重みは寄ります。束ねる場合は、共通項の帳と品目別の帳を二層に分け、不良の写真はどちらの帳からも辿れる番号で結びます。
布と玩具を同じ船に乗せる予定があれば、束ねた確認表の下書きから始める形で進めます。

















