いい加減な検品に頼らない:日雇い検品員や工場からの賄賂リスクの確認
海外の第三者検品会社の選び方|「いい加減な検品」を見抜く視点
海外の第三者検品会社は数多くありますが、中には検品を実質行わず立派なレポートだけ出す業者も存在します。日雇い検品員の実態、工場からの賄賂の問題、信頼できる会社を見分ける確認事項を解説します。
第三者検品会社の本来の役割
第三者検品会社とは、検品を依頼する買主でも生産工場でもない第三の立場で検品サービスを提供する会社のことです。電子製品の検品なら、検品員を工場に派遣して抜取り検査を行うのが一般的な形です。本来の最大のメリットは「客観的な立場で検品結果の合否判断ができる」ことにあります。ところが、この立場の中立性が実際に守られているかどうかは、選ぶ会社によって大きく異なるのです。ここが本題の核心です。
現場で起きている「あるある」の実態
海外には、パートタイムで雇った検品員を工場の近くから派遣するスタイルの検品会社が少なくありません。ひとりだけで現場に放り出された日雇い検品員は、誰にも管理されないため、仕事がいい加減になるケースが非常に多いのです。レポート用の写真だけ撮影して時間をかけて見栄えの良い報告書を作り、実際には必要数量の検品作業はほとんどしない——こんなことが起きています。工場は早く出荷したい立場ですから、黙認どころか、賄賂やプレゼントを渡して検品させずに帰らせようと仕向けることすらあります。検品員にとっては働かずに追加収入が入る好都合な構図です。
放置される理由と顧客側の損失
問題は、こうした実態を把握しているはずの検品会社が放置することです。体裁の整ったレポートさえ提出すれば多くの海外顧客は満足しますし、万が一不良品のクレームが来ても「抜き取り検査なので発見できないこともある」と説明すれば済んでしまうからです。しかし損をするのは依頼側です。検品費用を払ったのに品質は守られず、日本に届いた商品で初めて検品が形骸化していたと気づくことになります。
信頼できる会社を見分ける確認事項
では、どう選べば良いのでしょうか。まず聞きたいのは「実際の検品作業をどう管理しているのか」という質問です。常勤の検査員なのか、検品中の写真や動画による現場報告の仕組みがあるのか、上長の立会いはあるのか。次に「工場からの賄賂対策はどうしているのか」。ここに曖昧な答えしか返ってこない会社は避けた方が無難です。加えて、安さばかりを強調する会社にも注意しましょう。検品費用が安いということは、検品員の給料も少なく、誘惑に流れやすい上に、企業として管理体制にコストをかけていないことを意味します。正規採用の検査員のみを雇用し、検査員の管理と教育に投資している会社を選ぶのが、結果的に一番の節約になります。韓国コスメのような化粧品類から電子電器・雑貨・繊維まで、依頼内容の要件を整理した上で、ぜひご相談ください。協力関係についてご相談されたい場合は、ご連絡ください。

















