X線検針の使いどころは金属パーツや中綿製品。磁気式との違い
X線検針の対象と使いどころを徹底解説
金属パーツを使う衣類やバッグ、検針機に反応する芯材、中綿製品など、従来の磁気検針では対応が難しい品物はX線検針の出番です。コンベア式・ハンド検針との違いを含め、X線検針の実際を解説します。
磁気式コンベア検針との決定的な違い
一般的なコンベア式検針機は、磁気センサーで金属を検知する仕組みです。衣類、タオル、寝具など、金属部品を含まない縫製品なら最速・最安で全数検針できます。しかし、バッグや靴、装飾の多いドレス、金属ファスナー付きの製品など、もともと金属を使う品物は、検針機が常時反応してしまい、折れ針との区別がつきません。そこでX線検針です。X線は品物を透過し、画像上で金属の位置と形状をその目で確認できるため、本来あるべき金具と、混入した異物を見分けられます。
X線検針が有効な対象品
代表的な対象は次の通りです。①金属パーツを使った衣類(リベット付きジーンズ、金具ファスナーのブルゾン)、②タオル・寝具など磁気検針では内部が見えない中綿製品、③ダウン製品(針に加え、非金属異物のリスクも抱える)、④金属部材を使う靴・バッグ、⑤異素材を組み合わせた立体的な雑貨。ダウンや中綿の中に折れ針が入ると、着用後に体表面へ移動して最悪の事故につながります。こうした品物では、X線透過検査が安全性を確保する現実的な手段です。
ハンド検針との併用で精度を上げる
大型の検針機で反応が出た品物は、ハンド検針(ポイント検知)で反応位置をピンポイントに特定します。薄い布製品や特殊な形の立体物は、裏表・角度を変えながら手で確認することで、機械では拾いきれない微細な金属も発見できます。機械検針→反応品はX線またはハンド検針で再検査、という流れが基本的な体制です。非対応の附属品が付いたアパレル製品や、金属部材を使う靴・バッグ、中綿製品の安全性確保には、X線検査を標準搭載している拠点に依頼するのが安心です。
検針管理体制が問われる理由
折れ針の混入は、日本では回収・報道に発展しかねない重大な品質問題です。検針機そのものの校正やメンテナンス状態も、検針精度を左右します。第三者検品なら、工場の検針記録を確認したうえで独立した検針・X線検査を実施できます。X線検針のご依頼や費用についてはご相談ください。

















