電子製品の出荷前検査は保証書と取扱説明書の言語版、向け先と合うかを最後に確かめる
電子製品の出荷前検査は保証書と取説の言語で締める
電子製品の出荷前検査の最後に固める点は、本体の動作より紙類にあります。保証書と取扱説明書の言語版が向け先と合っているか、版の混在がないかを確認する流れです。
紙類は向け先で束ごと替わる
同じ本体でも売る国で入れる紙は替わります。保証書の文面、説明書の言語、注意書きの形式まで束ごと入れ替わるため、混在が起きるのはある意味当然です。出荷前の検査では、本体の通電や外観に先んじて、向け先の紙類が一冊ずつ合っているかを並べる段を置きます。
束の比はカートンごとに読みます。一箱の中で言語の比が崩れていれば、詰める段の仕分けに穴がある証拠で、同じ偏りが次の箱にも出ます。
版と頁を読む
説明書は改版が絶えない品です。表紙の印刷が同じでも中の頁が差し替えられていたり、頁が抜けていたりする例は珍しくありません。目次と実際の頁数を照らし、綴じの順番が崩れていないかまで確かめます。保証書なら保証期間の記載と記入欄の有無を同じ項目で確かめます。
誤綴じや頁抜けは手に取らないと分からないため、開いて数える範囲を先に決めます。全部を開けて数えるのは重いので、箱ごとに抜く位置を変えて拾うのが実際的です。
本体表示と紙の一致
本体の銘板、型番、電源の表記と紙類の記載が一致しているかを一組にして読みます。紙だけが新しい版で本体の銘板と噛み合わない例があり、この食い違いは到着後の問い合わせの種になります。保証書に押す印や付ける番号の運用まで依頼元と揃えておくと、後の流れが軽くなります。
照合の作業は、紙と本体を同じ台へ並べる形にします。手渡しで別々に読むと目が二か所へ散り、一致の確認が雑になります。台の広さが足りなければ、箱を開ける順番で一本にまとめます。
詰め直しと報告
見つかった混在品は詰め直しの工程へ回し、入れ替えた紙の枚数を記録します。ヨシダ検品では、紙類の照合結果をカートン番号ごとに載せ、比の崩れた箱の位置まで報告に書き出す形にしています。
報告の読み手は、詰め直しの指示を出す側です。比の崩れ方が時間帯で変わるなら、詰める班の交代に原因がある筋も立ちます。紙の記録はその筋を読む材料として残します。
言語の版数と開けて数える範囲で手数は決まり、箱数が揃えば読みが立ちます。
版数を一度に広く眺める切り方も、一版ずつ絞って深く読む進め方も、どちらも成り立ちます。その日の手の数に合わせて力の入れ方を変える、という幅を持たせて始めています。

















