プラモデル・模型の外観検査と生産監査。量産品質を安定させる
プラモデル・模型の外観検査と生産監査|量産品質を安定させる運用
プラモデルや模型は、成型の仕上がりと塗装・印刷の精度が商品価値を決めます。外観目視検査のポイントに加え、生産期間中に検品員が工場に滞在する生産監査の仕組みを解説します。
模型製品の検品で見るべき箇所
プラモデルは細かい部品の集合体で、金型由来の不良が起こりやすい商品です。パーティングライン(金型の合わせ目)の過剰なバリ、ゲートカットの後の傷、ランナーから外れた際の欠け、成型時のショートショット(充填不良)やヒケ、印刷や水転写デカールの位置ズレを確認します。組み立てキットなら部品の員数チェックとランナーの割れ、完成品を扱うモデルなら目視で静止具合やパネルラインの揺れまで見ます。衣類から雑貨まで幅広く対応し、日本の品質基準を十分に把握している検品員が目視検査を担当します。
生産監査とは何をすることか
生産監査は、生産期間中に検品員が数週間から数か月にわたり工場に滞在し、生産状況・進捗状況・工場の内部品質管理を継続的に監査する方法です。原材料・半製品・完成品からランダムに抜取検査を実施し、詳細なレポートを毎日提出します。中国・インド・ベトナム・マレーシア・タイ・バングラデシュ・インドネシア・パキスタン・カンボジア、ミャンマーなど、主要な生産国に対応可能です。単発の出荷前検品では捉えきれない、工程の癖やモラルの変化まで観察できるのが強みです。
生産監査を始めるタイミングと範囲
ほとんどの原材料が工場に到着し、生産が開始された時点で監査を始められます。すべての製品がカートンに詰められるまで継続することもでき、品質問題が起こりやすいと予想される特定の生産プロセスだけに絞ることも選択できます。監査の内容には、数量、お客様からのご要望事項、仕上がり、継続的な観察、機能テスト、半製品検査、仕様確認、原材料検査、梱包、生産スケジュール、荷印・ラベル、日報が含まれます。上記以外にもオーダーメイドの検品が可能です。
模型・ホビーで起きやすい品質トラブル
ホビー商品は熱心な愛好者層を持つため、わずかなパーティングラインの目立ち方や、ラメの混ざり具合でも評価が分かれます。金型のメンテナンス時期を挟むとロット間で仕上がりが変わることもあるので、生産のどのタイミングでどの程度検品するかを計画しておくと安心です。インラインの段階で不良を発見できれば、金型の修理や条件調整を納期内に回せる点も、生産監査を入れる実利上のメリットです。
出荷前検品との組み合わせ
生産監査で工程を把握した後、最終は出荷前検品とコンテナ積載監査で締めるのが定番の流れです。ヨシダ検品では中国・ASEAN諸国での検品・検針・アソート業務を一括してご相談いただけます。まずは生産スケジュールと商品の構成をお聞かせください。

















