ボックスティッシュケースの検品は差し込み口の寸法と縫い目の強さから読む
ボックスティッシュケースは差し込み口の寸法と布の縫い目で判定する
ティッシュを差し込む口の寸法は、箱の見た目ほど単純ではありません。布を縫い上げる目の強さと合わせ、実際に使う動作まで含めてボックスティッシュケースを判定します。
形が単純なだけに寸法が問われる
ボックスティッシュケースは、形が単純な分、寸法の狂いが使い勝手に直結する品です。中身の箱を差し込む口が少し狭ければ出し入れで破れ、緩ければ箱が浮いて外へずれます。見た目の布の表情だけで判定せず、差し込み口の寸法と縫い目を判定の両輪に置きます。
生活雑貨なので数え方は一つ、一品で進め、寸法の測定を一品ごとに積み上げます。布の種類が同じでも、裁ち方の寄りで口の寸法は変わります。測った値を品ごとに並べると、作りの寄りが見えてきます。
差し込み口の寸法と縁の始末
差し込み口は、市販の箱の大きさを想定した寸法と照らし合わせます。幅と奥行きだけでなく、口の四隅の張りも確かめます。角が潰れた口は、箱を差し込むときに布が内側へ引っ張られ、開口部を傷めます。
口の縁の始末も見どころです。かがりが甘い縁は、出し入れのたびに糸がほつれ、傷みの範囲を広げていきます。縁の処理の仕方まで仕様に含めておくと、判定の話し合いがすっきりします。
布の縫い目を読む
縫い目は、目の詰まり方と糸の締め具合で読みます。目飛びや糸の緩みは、目立つ面の縫い目よりも、底と側面の合わせ目に潜みやすいものです。箱を軽く押し開いた姿で縫い目を見ると、糸への負担の付き方まで分かります。
生地自体の強さも同じ段で確かめます。薄手の布は角の部分から擦り切れやすいものです。縫い目の強さと生地の強さを分けて書いておくと、直す先が生地の選別なのか縫製工程なのか、早く決まります。
底の張りと中身の動き
底板の張りは、実際に中身の箱を入れて確かめます。底が沈む品は、置いた面に沿って歪み、口の寸法まで変わってしまいます。入れた状態での口の幅を測り直すのが実務的なやり方です。
中の箱を引き出す動作も試します。布が内側へ食い込む品、口の縁が箱に引っかかる品は、毎日の使い勝手に不満を残します。判定は見た目の仕上がりで終わらせず、使う手の動きまで追います。
使い勝手まで含めて判定する
最後は、ティッシュの箱を実際に差し込み、取り出す動作まで通して判定を閉じます。寸法の表と縫い目の記録、動作の確認が揃った一品だけを良品の山へ置きます。
布を裁ち、縫い目を確かめる作業は、一品ごとに手間が積み重なります。それでもここを飛ばすより、最初に時間を置くほうが結果として静かに済みます。
中の取り出しやすさまで試す判定を組み込むことで、届け先での不満を先回りして潰せます。

















