温州 検針
温州の工場で行う検針・検品サポート
浙江・温州のアパレル・靴・雑貨工場へ出張して折れ針などの金属異物混入を確認する検針代行の流れとポイント。どの機械で、いつ、誰が行うべきなのか、ヨシダ検品(HQTS)の体制を交えて整理します。
検針がどうしても外せない理由
縫製を伴う製造では、ミシン針は必ず使います。そして針が折れたとき、欠片探しがいい加減だと、そのまま製品の中に見えない状態で残ってしまう。これは海外工場だけの話ではなく、仮に折れ針が混入した商品が日本市場に届こうものなら、けがにつながる重大事故になりかねません。日本向け取引では、検針を実施した証拠そのものが事実上の必須要件になっている場面も多いのです。工場側の針交換記録や折れ針探しの運用が甘いと感じる案件ほど、中立の立場が専用機器で検証する価値が出てくる。温州周辺は衣料・靴・日用雑貨など労働集約型の工場が集まる産地ですし、出荷前段階での検針・検品のご相談が後を絶たない地域でもあります。
検針の方式と使う機器
検針と一口に言ってもやり方は三系統あります。コンベア検針は製品をコンベア上で検針ゲートに通す方式で、衣服や布もののように形状が揃った商材をスピーディにさばけるのが強み。ハンディ検針は作業者がセンサーを手で動かしてあたる方式で、立体物や変形品、持ち手周りの薄い布ものなど、コンベアに載せにくい品でも表から裏から確実に確認できます。そして金属付属品の多い衣類や異素材の組み合わせ品など、従来の検針機では判別しにくいものはX線検針が向いています。透過画像で金属異物だけでなく内部の構造やパーツ欠けまで確認できるのが、実際のところ大きな違いです。ヨシダ検品では検品場に検針機とダブルセンサー式のX線検針機を導入しており、指定工場先への出張検針にも対応しています。
運用基準と抜取検査の関係
ここで検査基準の話も整理しておきます。出荷前検品全体ではAQL(合格品質限界)にもとづく抜取検査が主流で、数値が小さいほど厳格になる仕組みです。一般のコンシューマー商品向けのAQL4.0に対して、AQL2.5は許容不良数がさらに絞られるため、判定は自然と厳しくなる。この2つは許容の緩急の違いであって、検査の作法自体は同じです。とはいえ検針に関わる金属混入はクリティカル不良の扱い。抜取の水準がいくつであれ許容はゼロが原則で、確実性を求めるなら抜取ではなく全数検針を選ぶ、という使い分けが基本になります。運用面では稼働前後に試験カードによる感度チェックを行い、検針完了後の良品は速やかに包装梱包へ回す流れが現場では定着しています。
ご依頼にあたっての留意点
指定工場先での出張検針を希望される場合は、まず対象製品・数量・希望時期を窓口にご相談ください。見積もりに合意後、正式な依頼書でご発注いただく形になります。HQTSヨシダの検品員は中国本土80カ所以上、東南アジア26カ所以上に常駐していますので、上海から離れた温州の工場でも時間をかけずに手配できるのが強みです。検品場所の照明や作業スペース、良品・不良品の切り分けといった環境面は工場側にご協力いただく必要があります。なお費用は場所と日数、内容で変動しますので、まずはお気軽にご相談ください。

















