CSR審査は製品でなく職場の働き方を見る監査の進め方
CSR審査は製品ではなく取引先の働き方を見る作業
製品検査とCSR審査は、似て非なるものです。品ではなく、それを作る職場の労働安全や約束事への沿い方を確かめる監査なので、見る対象も進め方も別に組む必要があります。その要点を書き出します。
見ている対象からして違う
出荷前の点検は、品が日本向けの基準に沿うかを照らす仕事です。対するCSR審査は、働く人の時間管理、賃金の支払い、職場の安全といった、品を支える仕組みそのものを評価します。品が良くても後ろに穴があれば取引の継続が問われる時代ですから、両者は別の列として置く必要があります。
安全の段は細部に落ちる
避難の通路が物で塞がれていないか、機械の防護が外されたままでないか、危険な薬品に読み取れる表示が付いているかといった点は、歩かなければ目に映りません。完成品の検査とは別の動線で現場を巡り、見つけた箇所はその場で写真に残して積み上げます。
記録と実物を突き合わせる
書類が整って見える工場でも、実態は異なることがあります。勤怠の記録と、残業の付き方、休日の実際の姿が食い違っていないか、働く人への聞き取りで裏を取ります。書類の確認は入り口であり、答えは床の上に出るものとして進めます。
約束事への沿い方は複数走る
現地の法律、労働に関する契約、発注側が掲げる行動規範と、沿うべき線はいくつも走っています。どれを基準に置くかで審査の重心は動くため、始まる前に依頼側と目線を合わせておく工程が欠かせません。ここを飛ばすと、後から物差し違いのやり直しになります。
指摘は直った姿までが続き
ヨシダ検品では、審査で見つけた課題を書き出し、改善が動いた確認までを追跡の列に置きます。指摘だけで終われば、同じ穴は次の回でも再演されます。直った姿まで見て、初めて審査は取引の安心に変わります。
対象が拠点ごとに変わる作業ですので、工場と人数の格好を掴めている段階で話しかけてください。
検査と監査の線引きから話したい場合は、下の窓口へ拠点の地域を記して送ってもらえれば整理します。

















