北と南の現場をまたぐロットは箱の引き方を変える、集まり方を前提に列を設計する
南北の製造現場にまたがるロット、引く箱の設計から決める
同じ品番でも、北側の現場と南側の現場で別々に作られ、ひとつの出荷番号に集まることがあります。抜取り検品は集まり方を前提に箱の引き方を変えないと、崩れた場所が読めません。現場をまたぐロットでの列の設計を扱います。
集めたロットは二つの工程の写し
完成品を倉庫で合わせると、見た目には同じ箱の並びです。ただ膜の乗り、組みの浅さ、付属の欠け方は、作った場所によって癖が変わります。現場を括ったまま引くと、不良は全体の数字へ薄まって見え、直しの依頼先も決まりません。崩れの所在が紙に出ない報告は、次のロットでも同じ答えを返します。
引く単位を現場ごとに切るのか、合算したままで良いのかは、初動の段階で決着を付けておきます。
箱の中身のどこを引くか
段ボールは積まれた位置で姿が変わります。上段は輸送で打った跡、下段は湿りと圧れ。同じ段の中でも、開けた順へ並べ替えた痕が残ることがあるため、連番の頭から順に引く引き方は避けたいところです。
箱は色と品番ごとに分け、抜いた一つへ標識を付けて元の戻し山へ返します。戻す並びが乱れると、合否も在庫の数字も同時に怪しくなります。
二つの現場で同じ目を持つ
北と南で判定が違えば、抜取の数字は意味を失います。承認の実物を回送する、同じ光と机の高さで列を組む、迷う型は当日のうちに表へ足す。この三つを紙で揃えてから入ると、判断の隔たりまで数値として読める報告になります。
写真と本数と型の名前が同じ書式で並んでいれば、場所が離れていても依頼側は同じ基準で出荷の可否を検討できます。
中期と出荷前、置く位置
二つの現場の生産進捗が同じ割合で進むことは稀です。出来ている側だけ先に中期で通しておくと、揃った後の出荷前が軽く流れます。どちらかを待ってまとめて入ると、終盤に検品と出荷作業が同じ床で重なり、精度が落ちます。
集荷の当てから逆算して線を刻み、片側が早く終わった日はもう片方の準備を確認に回すのが回し方です。
引く範囲の決め手
現場を分けて引けば、その分だけ紙と人が増えます。増えかたは箱の引き分け方と同じ卓で整えられます。
現場の別と段ボールの積み方、この二点だけ先に紙へ出ていれば、そこが判断の土台になります。

















