検品価格はどう決まる。依頼前に知りたい価格の考え方を整理
検品価格はどう決まる?依頼前に知りたい価格の考え方
「検品価格はどのように算出されますか?」は最も多いご質問の一つです。本記事では、検品価格を構成する要素、manday単価の考え方、工場監査や監査サービスとの価格バランスを解説します。
検品価格を構成する主な要素
検品価格を左右する第一の要素は検品方式です。ロットからサンプルを抽出するAQL抜取検査は所要時間が限られるため費用を抑えられ、出荷予定品のすべてを確認する全数検品は検査量に比例して検品員の人数と日数が増えます。第二の要素は商品の難易度で、検査項目の数、採寸の複雑さ、動作確認の要否、検針・X線検査の要否などが1日あたりの検査量を変動させます。第三の要素は立地で、指定工場先までの距離やアクセスにより出張の手配コストが変わります。
manday単価による計算の仕組み
検品員の1人当たりの単価(manday単価)を基準に、検品員人数×所要日数で総額が決まるのが一般的です。例えば1日で1,000台の検品が可能な商品であれば、10,000台の全数検品には複数名の検品員と複数日が必要と試算できます。現地に常駐する検品員を手配できる会社では、出張手配が速く、急な検品にも対応しやすいため、結果として待機時間の無駄が減りコスト効率が上がります。価格の見積もりには、品目・数量・工場所在地・検品方式・検査基準書の有無をお知らせいただくのが近道です。
工場監査もセットで考える
価格の話とセットで検討したいのが工場監査です。工場監査は生産前または発注確定前に問題を明らかにできるサービスで、サプライヤーの能力、品質管理システム、人材管理、運用手順を正確に理解することにより、自信を持ってサプライヤーを選択できます。新規または既存のサプライヤーとの新たなお取引を計画している場合、工場の最新の機能を徹底的にチェックするのに役立ちます。主な調査項目は、工場プロフィール(基本情報)、組織構造、生産工程、生産能力、設備と機械、品質保証システム、研究開発などです。不良の多い工場を使い続ける方が、結果的に総コストが高くつくため、発注前の監査投資は合理的な選択です。
安さだけでは選ばないことの重要性
検品価格が極端に安い場合、検品員の給与が低く、日雇いパート検品員の管理が不十分である可能性があります。写真撮影だけして実検品がほとんど行われない、工場からの接待で検品を緩めるといった実態があると、報告書が立派でも品質保証としては無意味です。価格比較の際は、検品員の管理体制、賄賂対策、報告書の記録方法まで確認し、曖昧な回答をする会社は避けるのが無難です。
依頼時のポイント
ご依頼の際は、品目・数量・工場所在地・希望日程・検品方式をお知らせください。複数商材の同日検品や、工場監査との組み合わせにより効率化できる場合もあります。費用についてはご相談ください。検品価格のご相談、出張検品、工場監査は、ヨシダ検品までお問い合わせください。

















