家電の全数検査はリモコンと付属品を独立した列に置く、数え残しを潰す段取りを組む
家電の全数検査、リモコンと付属の数え列を分ける
家電の全数検査では、本体の確認に気を取られ、付属の数えが後回しになりがちです。リモコンと付属品を独立した列に置き、数え残しを潰す段取りを組みます。
本体と付属を分けて数える
全数の列では、本体の確認と付属の数えを同じ机で一緒に回すと、必ずどちらかが疎かになります。本体は一人、付属は別の目。付属の列は、明細の一行ごとに袋を開けて数えるのが原則です。袋ごと振って音で量るのは目安までとし、最後は数を声に出して合わせます。
付属は種類ごとに置き場を決め、数え終えた分を別の箱へ移すと、数え直しや混入が起きません。同じ台に全部を並べたまま数えるやり方は、途中で呼び声があると、どこまで数えたかが消えます。
リモコンは作動まで確かめる
リモコンは、入っているかどうかの数えと、効くかどうかの確認を分けて列に置きます。本体側の受けが反応するかを、一台ずつ確かめます。電池を入れて点け、押した目の反応を見てから、電池は外して袋へ戻します。この一連の動きを決めておかないと、電池の入れっぱなしが箱の中で進みます。
とくに初期の台数では、受けの感度に癖がないかも確かめます。離れた位置からの反応が型の基準に届かない場合は、本体側の話か、リモコン側の話かを切り分けます。同じ型の仲間を並べれば、どちらに寄るかが一日で分かります。
数が合わない台の行き先
どれだけ注意しても、数えの列では足りない、多いが出ます。足りない台はその場で補充できるかを工場に尋ね、できないなら保留の箱へ。多い台は、隣の台の分が混ざっていないかを先に疑い、隣と合わせて調べます。
保留のまま箱を閉じるのが一番危うい操作です。締切に追われると、数え直しの約束だけが紙に残りがちです。数え直しの日と担当を同じ紙に書いてから封をします。
明細と実物の往復
数え列の最後は、明細の紙と実物の往復です。外箱の印刷、内訳の表、目の前の品。三つが噛み合って初めて封をします。この一行を省いた箱から、届いた先の問い合わせが来ます。封の前の往復は、後の手間を半分にする唯一の機会です。
台数を数え切ってからでないと、負担の目盛りは据わりません。型の一覧と同梱の明細が揃えば、数え列は翌日からでも据えられます。

















