カーテン・ブラインドの工程内検査DPI。後戻りを防ぐ検品体制。
カーテン・ブラインドの検品と工程内検査(DPI)
カーテンやブラインドなど繊維製インテリア商材は、不良を後から発見するほど手直しの時間が取れません。ヨシダ検品は抜取り検品、全数検品、インライン検品、工場監査、コンテナ積込立会いまでを一貫して担います。
カーテン・ブラインドで問題が後になりやすい理由
カーテンは縫製商材ゆえにサイズ違い、柄のずれ、シワ、糸切れといった外観上の問題を抱えやすく、ブラインドは部品の組付けや操作コードの絡み、昇降の感触のばらつきが生産の後半にならないと見えてこないことがあります。量産がほぼ終わってから不良を指摘されても、手直しにかける時間は残されていません。出荷予定日を考えると、そのまま強行出荷となるケースも少なくなく、日本到着後のクレームに発展します。こうした構造自体が、繊維インテリア商材ならではのリスクと言えるでしょう。
工程内検査(インライン検品)の中身
そこで有効なのがインライン検品、いわゆる工程内検査です。DPIとも呼ばれ、発注数量の一割以上が完了した時点、おおむね一割から六割の進捗で実施します。検品対象のサンプルは国際的な手順に従ってランダムに選ばれ、ヨシダ検品ではANSI/ASQ Z1.4-2008に基づくAQLを抜取基準および許容品質水準として用いています。早めの段階で問題を拾えるため修正に時間を割ける上、生産プロセスがスケジュールどおり進んでいるかの確認にもなります。検査項目は数量、生産ラインの状況、生産スケジュール、外観、性能・機能、仕上がり、組み立て、付属品、材料、色・ロゴ、サイズ・寸法、重さ、アソート、カートン状態、バーコード、梱包・マーキング、荷印、倉庫の状態と多岐にわたり、ご要望に合わせたオーダーメイドの検品も可能です。ここで設定値の意味にも注目しておきたいところです。重大な欠陥にはAQL 2.5のようなやや締まった基準、使用上大きな支障のない軽微な差にはAQL 4.0のような緩やかな基準、と二段階で線引きをすることが多く、数字が小さいほど合格のハードルは上がります。カーテンやブラインドで判断が難しいのは欠陥の等級分けですから、実施前の見本合わせが特に重要になります。
実施の流れと注意点
実施前に仕様書、承認サンプル、不良見本を揃え、合格・不合格の判断基準を発注側と工場側で共有しておくことが鉄則です。判断の物差しがぶれると、検査結果の意味そのものが失われてしまいます。カーテンであればヘッドテープの縫い代、裾の仕上げ、柄の連なり、動作確認、防炎表示の有無までを視野に入れ、ブラインドはヘッドレールの巻取り具合、コードの均一性、取付ブラケットの取り付け状態などを見ます。生産管理の観点からは、工程内検査と出荷前検査の二段構えが安全策です。ヨシダ検品は中国、インド、ベトナム、マレーシア、タイ、バングラデシュ、インドネシア、パキスタン、カンボジア、ミャンマーの拠点で検品・検針とサプライチェーンマネジメントを担い、繊維製品の品質を現場から支えます。

















