ブライダルアクセサリーの検品:一点物の対応表を全数で埋める流れ
ブライダルアクセサリーは一点物の対応表を全数で埋める
式典用の装身具は一点物が多く、石の揺らぎや金属アレルギーへの配慮が求められます。台紙と実物を結ぶ対応表を全数で埋め、検針と表示の確認まで流れで表に落とします。
一点物として拾う基準
ブライダル向けのカチューシャやイヤリングは、同一デザインでも石の位置やリボンの形がわずかに異なります。品ごとに番号を振って数えるのが実態です。対応表には台紙番号と実物の番号を並べ、組の欠品を一目で判別できる枠を切ります。写真の撮り方も台紙の向きも、表の枠内に指定を落として置かないと、翌日には揺れます。
「婚礼用」という位置づけから、白一色に見える品でも色味が複数混ざります。アイボリーと生成り、真白を分けて数える基準を事前に置いておけば、ロット内混在を未然に防げます。
石留めとメッキの点数
爪で留めた石は指でなぞり、揺らぎを確認します。緩みは石の落下に直結します。裏打ちのメッキは色むらと擦れ傷を見比べ、光の角度を二段えて照らします。装飾用の合金では、金属アレルギーに配慮した素材選びが要求されることがあります。素材証明の有無は、表の枠として残しておくと後の取引で役立ちます。
チェーンや留め金は引張り試験で外れやすい個所を探ります。布の花弁は熱処理の跡を見ます。見ただけで終わらせず、処置の枠を分けて書くのが一点物の作法です。
検針と表示の確認
布を伴う装身具では、折れ針やピン片の混入を避けるため検針を通します。感度見本を通した時刻を機械読みとして残しておけば、後の疑いは減ります。日本市場向けの決まりに沿って、材質と原産地、注意喚起を台紙に載せます。記載の欠落は、全数の場面でまとめて表面化します。
箱詰めは完成品から外装箱まで一気通貫です。数量と材質、梱包の三点を突き合わせ、合格印を掛ける段までを一気に済ませます。
全数で見える初期不良
初期ロットでは接着のはみ出し、布の傷み、パーツの欠けが一度に出ます。生産の段取りを工程単位で分けることで、原因の所在を絞り込めます。工程表と実物の突き合わせを怠れば、納期の遅れは出荷当日に露呈します。数量差が出た場合はその場で箱を開け、品番と数を照合し直し、差異の理由を報告書に落として置きます。
中期では進捗と実数の差を追う段を置き、崩れの兆候を見る手順が出荷日を押さえます。
写真の残し方
全数検査では、良品と軽微な傷の品、返品品を三つの置き場に分けます。混合の疑いが出れば再照合が必要です。添える写真は拡大と全景を揃え、表の番号と結んで置くと読み返しが速くなります。
動き方は品番と製造の段、班の人数、日程で読み替えます。仕上がり見本と実物の差を同じ枠に揃えれば、確認の段取りは読みやすく整います。一点物の段取り表を当日書き、翌朝には一枚に束ねます。

















