生活雑貨の全数検品、方法は三つ。自分・現地・委託を比較
生活雑貨の全数検品──中国で生産された商品を日本の基準で検査する三つの方法の比較
中国で生産した生活雑貨の品質を確認する方法は、自分で現地へ行く、現地パートナーに頼む、第三者検品会社に委託する、の三つです。それぞれの長所・短所を比較しながら、日本製検針機を使った全数検品の実際を解説します。
方法1:自分で中国へ行って検品する
商品を仕入れる本人が現地に行き、自分の眼で品質を確かめる。品質に対する納得度という点で、これに勝る方法はありません。ただし現実には壁が高いです。出荷のたびに渡航すればコストと時間が膨らみますし、検品日と渡航日が合うとも限りません。短期間の滞在で数百点を正確に検査する体力と経験も求められます。頻度が増えるほど、この方法は維持しにくくなります。
方法2:現地パートナーに依頼する
中国輸入ビジネスでは、現地のパートナーに工場とのやりとりや発送手配を任せている方も多いでしょう。検品も一緒に頼めば手間は減ります。しかし立場上の問題があります。パートナーは多くの場合「出荷が進んだほうが得」な立場にあり、わざわざ問題を見つけて出荷を止める動機が薄いのです。日本語が堪能でも、製造や品質の技術知識、集中力を要する検品作業の経験があるとは限りません。善意に頼る品質管理は、長続きしないのが実情です。
方法3:第三者検品会社に委託する
生産者でも購入者側の関係者でもない、中立的な第三者検品会社への委託は、品質判定の公正さを確保できる方法です。検品員が工場または検品所でロットを確認し、日本の基準で全数検査を行います。生活雑貨は、日本製の検針機を使って折れ針など金属性異物の混入がないかを確認する工程まで含めるのが理想です。縫製品・布製品・雑貨が混ざるロットでは、外観検品、寸法確認、機能チェック、梱包照合と並行して検針を回し、不良品を出荷前に選別します。
三つの方法の使い分けと費用
初回ロットや重要な大ロットは第三者検品で品質水準を固め、工場の信頼が確認できてから抜き取り検査へ移行する、という組み合わせが現実的です。現地に行けるタイミングがあれば、視察と検品を併用するのもよいでしょう。費用は検査方式とロット数で変わるため、品目・生産地・数量をお知らせのうえ、ご相談ください。

















