縫製製品の検査と検針をどう組み合わせるか。アパレルの基本
縫製製品検査(既製服検査)の基本|アパレル検品と検針をどう組み合わせるか
中国やベトナムで縫製された既製服は、日本市場向けの品質基準の中でも特に繊細な確認が求められる分野です。この記事では、衣料検品で外せないチェック項目と、検針・全数検査を組み合わせた現場の進め方を解説します。
なぜアパレルは工程が多いのか
衣料品は、生地の染色から裁断、縫製、仕上げ、梱包まで関わる人が多く、ひとつの工場だけで完結しないケースも珍しくありません。仕入れ側から見ると、納期が迫る中で「縫いズレがあった」「糸くずが目立つ」といった指摘が遅れると、手戻りのコストが一気に膨らみます。家電や家具のような機能中心の製品と違い、見た目の印象がそのまま売上に響くため、検品の視点も細かくなります。
検針とのセットが日本市場の常識
日本向けの縫製品では、折れ針やピンの混入確認、いわゆる検針が事実上の必須項目です。磁気式の検針機を通すのが一般的ですが、金属パーツの多い商品ではX線検査機を使う場合もあります。縫製工程のどこかで針が折れても、工場側が必ず回収できるとは限りません。消費者の安全に直結する問題なので、検品と検針はセットで計画しておくのが安心です。
主なチェック項目
外観では、シミや油汚れ、糸くず、縫いズレ、パンク(縫い外れ)、色ムラ、左右差を確認します。寸法はスペック表に沿って各サイズを実測し、許容範囲を事前に取り決めておきます。機能面ではファスナーの開閉、ボタンやホックの強度、留まり具合も見落とせません。さらに必要に応じて、下げ札の取り付けや袋入れ、色とサイズごとのアソートといった流通加工まで一貫して任せることができます。
抜取か全数かを早めに決める
納期とロットサイズによって、AQLに基づく抜取検査で足りるか、全数検査が必要かは変わります。たとえばプレゼント用途の商品は、お客様の手元に直接届くため一枚ごとの完成度が問われ、全数検品が向いています。逆に季節品で量が多い場合は、生産初期にインラインで問題を潰し、最終は抜取で仕上げる組み合わせも現実的です。ヨシダ検品では中国やベトナムなど主要生産地の現地体制で、ご要望に合わせた検品計画をご相談いただけます。
頼む前に決めておきたいこと
検品を依頼するときは、良品判定の目合わせ(判定基準のすり合わせ)を事前に行い、不良の分類と許容水準を明文化しておくと現場がブレません。検品結果はレポートと写真で共有し、工場側への改善フィードバックまで含めて依頼すると、次回以降の不良率低下につながります。費用についてはご相談ください。

















